着物なら大島紬の窪田織物 紬の着物の製造・販売をいたしております。

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  大島紬最高級品の遥ブランドです。  

製造紹介です。 Q & A (よくある質問)

Q 大島紬の値段はどうして高いのですか?

A 商品流通として考えますと、メーカー(製造)〜一次問屋さん〜二次問屋さん〜小売屋さん〜消費者のお客様という流れで商品をご提供させていただいていますので、その分の価格が変動されていくのが価格高騰の一つだと思います。最近では産地直送という話を聞かれたことがあると思いますが、その方法でご購入されるお客様もいらっしゃいます。メーカー側としましては、コストダウンに努めております。

Q 大島紬は同じように見えますが、何故そんなに値段の違いがあるのですか?

A 大島紬の特徴は大きく分けて3つあります。
その一つは独特な絣作りです。締機といって、一旦仮り織りして、その絹糸との交点が絣となります。従って絣が多いほど柄がはっきりと細かく表現でき、絣が細かいほど高級品と云えます。専門的には絣をいう場合、緯(ヨコ)そう絣と、縦緯(タテヨコ)絣に分けられ、縦緯絣には、マルキと云う言葉が使われます。5マルキ、7マルキ、9マルキ、割込式、総絣などがあり、1マルキは絣糸80本を表しています。従って絣糸が多いほど値段が高くなります。 デジタルカメラでいうと”画素数”と考えていただけると幸いです。
 2つめの特徴は織りです。手織りであることはもちろんですが、大島の柄はすべて絣で表現されています。他産地に見られない特徴はその絣合わせの技術です。7〜8cm織っては絣の十の字を正確に針でヌキ合わせていきます。従って絣の数が多いほど、その絣合わせの時間、手間が掛かるため、織賃が高くなります。早い人でも1か月1反織ることの出来る大島は少ないのです。
 3つめの特徴は染めにあります。それは泥染です。昔ながらの植物染料(車輪梅)と奄美にも限られた所にしかない泥田とで、独特のあの黒色が生まれます。60〜120回に及ぶ車輪梅染めをくり返し、4〜6回の泥染めをくり返して、染めだけで2か月はかかます。この作業が一番苦労の多いところで、次第に受け継ぐ若い人が減ってきています。 その他、リスクを背負った誂え品(名匠会)と市場品、柄の表現の仕方で締賃が高くなったり色々ありますが、大きく値段が違ってくるのはやはり、上記の3つの要素がかみ合って値段の差になっているといえます。

Q 公式(フォーマル)の場へは着て行けないと聞いていますが?

A 純フォーマルというのは、結婚式とか葬式ですから、そのような場所へ着ていく人はありませんが、お通夜には着て行く人もあります。最近では、お茶会でも着ておられますし、羽織を着てフォーマルな感じを出しながら、入・卒園式に着て行く人も増えています。 大島紬は軽くて、シワになりにくく、着やすいと云われる様に、旅行、お買い物、観劇、お稽古ごとなどに最適ですが、白大島など格調高いものも多くありますから、あらゆる所へ着て行けます。着用の機会は一番多いといえます。

Q 大島紬は全部、泥染ではないんですか?

A お客様の中には、大島紬といえば全部泥染と思っておられる方もありますが、決してそうではありません。泥染というのは、黒く染める一つの方法ですから、現在では、化学染料を使って黒く染めたり、いろいろな色に染めたりしています。従って白大島は化学染料のものもあります。すべては、お客様のご要望に合わせて制作されております。

Q 泥染めと化学染料ではどう違いますか?

A 一口でいえば、地風、色つやが違います。 泥染めは古代より受け継がれた純植物染料染めですから、生き物といわれるように、退色も10年で一退色、100年で一退色といい、化学染料染めと比較して色が変わっても悪く変わることがありません。 また、泥染めによる樹脂の作用で、地風はしなやかとなり、絹の嫌な部分のつやが押さえられ、黒の色が落ち着いた独特の色となります。しわになりにくく、良く肌に沿い、軽くて着やすい。いったん手を通すと、もう離せないといわれるのが泥染めの特徴です。 化学染料染めの白大島や色大島は、泥染めでは表現できないファッション性を出したり、価格が安く出来る点などを考え合わせると、お客様の好みにより、いろいろとある訳です。 着やすく伝統の美を求めるか、泥では出来ない白大島か極彩色の芸術品を求めるか、伝統の味を残した価格の安いものを求めるかの三通りです。それぞれ特徴がある訳です。

Q 泥染めは色落ちしませんか?真白の帯を締めても大丈夫ですか?

A 古代染色法の泥染めは、着物として非常に良い特徴が多いのですが、一点だけ弱い部分があります。それは摩擦堅牢度が化学染料と比べて少し弱いことです。ですから、良く知った湯通し屋さんなら化染と泥染めとの時間を変えたりして、十分に湯通ししたり、何回も着て洗い張りするまでは白い帯を付けなかったりして、泥染めを良く知っている人は問題ないのですが、湯通しが軽く、真白の帯をつけて湿気の多い時に着ると稀に帯を汚すことがあります。 従って、このことを良く知った上で帯もどういうのが良いか薦めていただきたいと思います。泥染めは洗えば洗うほど本来の美しさが増し、色も決して落ちることはありません。

Q 大島紬に合わせる帯はどんな帯が良いのですか?

A 普通、紬の着物は趣味性の高いものですからどの帯でなければならないということはありません。あらゆる帯が合わせられます。綴れ帯、しゃれ帯、博多帯、八寸名古屋帯、塩瀬、民芸紬帯などです。又、格調の高い着物ですから、袋帯で少々箔の入ったものまであわせることが出来ます。

Q 大島紬に色柄の流行はありますか?流行遅れの心配は?

A 基本的には製作に一年近くかかるものが普通で、伝統的な作業の繰り返しで洋装のような変化もなく、伝統をふまえた上の変化ですから、流行遅れというようなことはありません。 それよりは、着る人が大島紬の味を好まれ、少し違ったものを求めたくなるのが普通です。従って、大島紬には、今年の流行といったようなものは少なく、いろいろな大島紬が製作されています。 しかし、女性の場合、自分独自というより人の着ているものを見て、「あんなのもいいなぁ」というような流れがありますから、単色が多く出たり、多色が多く出るということがありますが、大島紬は個性を大切にして多くても一柄16反で打ち止め、誂え柄は特にこれを守っています。伝統を守った大島紬には流行遅れはありません。

Q 大島の証紙はどれが本物ですか?

A 現在、大島紬の証紙は組合が4つあり、従って証紙も《地球印の奄美》《旗印の鹿児島》《高倉印の笠利》《鶴印の都城》があり、それぞれ特徴がありどれが本物でどれが偽物というようなことはありません。お客様の中には、奄美のものだけが本物と思ってあられる方もあるよですが、ただ、奄美にしか泥染めがないということです。奄美で泥染めをして鹿児島で織ったものは、旗印になっています。

Q 証紙の付いている方を表と考えて仕立ていいですか?

A 大島紬の柄はすべて絣で表現されています。従って表裏はありません。 しかし、織る時に絣合わせや、糸のつくろい、表面のすれなど、どうしても機の表面は毛羽立ち、傷などが出来るものですから、お仕立の時は、よくそれを確かめてから表面を確かめる必要があります。又、証紙はそのこととは関係なく貼ってある場合が多いため、十分にご注意願いたいと思います。

Q 韓国大島と本場大島はどこが違いますか?

A 基本的には全く違いがありません。作る工程も本場と同じですし、人件費が本場と比較して低いため、価格は安くなっております。しかし、着物を良く知っている民族とそうでない民族との違いや、水の違いなどで、どうしてもどこかはっきりしませんが、違う感じがするとおっしゃる方もあります。これは伝統のある商品ですから、当然味の違いがあります。 また、韓国では泥染めは出来ていません。化学染料染めの色大島と白大島ですが、地風も良くなり、本場との差がなくなってきています。従って、証紙やMADE IN KOREAを確認する必要があります。

Q 表面に毛羽立ちがありますがナンモノではないですか?

A 絹織物ですから多少の毛羽立ちはあるもので、全くないものを作ろうとすれば釣りのテグスででも作るより方法はない訳です。特に大島紬は、糸の段階から製作まで沢山の工程を経るので、糸の毛羽も立ちやすくなり、中でも化染のものより泥染めの方が毛羽が多くなりますし、製織りの表面は更にスレたりしてより多くなります。少しくらいならば正常といえます。 その他、絣作りの時の絹糸が完全に取れていなかったり、基本的に糸が悪い場合もあります。この場合は、検査段階でナンモノになっていることもあり、処理の必要な場合も出てきます。

Q 部分的に絣の乱れた場所があり、値引きしてくれたら買いますが…

A 大島紬はすべて昔ながらの手作りですから、機械織りのようには完璧とはなかなかできません。手作りだから、温か味というか、クールさがない良さがあるのです。また、締機で作った絣だからこその特徴もあり、ひどい絣の乱れは検査で不合格となり、証紙にも表示されます。従ってこの程度の乱れは、手作りでは合格とされますし、価格も考慮したものになっております。